２ ドライ（乾燥）いちじくは生で食べるより栄養や効果が違うのか？
２ ドライ（乾燥）いちじくは生で食べるより栄養や効果が違うのか？
ドライいちじくは生のいちじくに比べて水分が含まれていないので
その分栄養がギュッと凝縮されています。
同じ100gを食べた場合に目安となる栄養素を計算してみました。
中でも食物繊維とカルシウムは100g中の割合がとても増えます。
その分カロリーも増えてしまいます。
生のいちじく ドライいちじく
ビタミン
ビタミンA 1.03μg ビタミンA 3.00μg
ビタミンB1 0.02mg ビタミンB 0.0mg
ビタミンB6 0.07mg ビタミンB6 0.3mg
パテントン酸 0.24mg パテトン酸 0.42mg
ミネラル
ナトリウム 2.05mg ナトリウム 9 .0mg
カルシウム 26.7mg カルシウム 129.9mg
リン 16.4mg リン 75.9mg
鉄 0.38mg 鉄 1.43mg
銅 0 .05mg 銅 0.43mg
食物繊維 1.96mg 食物繊維 15.04mg
生のいちじくは100ｇ当たり55キロカロリーですが、
ドライいちじくは100ｇ当たり270カロリーほどになります。
ドライいちじく一つを20gとすると大体5・6個で100ｇになりますね。
ビタミンBなどは生よりも減ってしまう栄養素もあるようです。
食物繊維とカルシウムは特に増えるので効果がかなり期待できます。
カルシウムはイライラや神経の乱れを抑える精神安定剤の効果があります。
カルシウムの含有量は全てのドライフルーツの中でNo.1です。
食物繊維はバナナやプルーンよりも100g当たりに含まれている量が多い事になります。
実際にどんなものを購入すればよいか？
ドライフルーツで楽天ランキング・アマゾンランキング・ヤフーショッピングを検索してみました。
楽天ランキングではトップ10のうちドライいちじくが3つがランク入り
アマゾンはトップ10の中に1つ
ヤフーショッピングはトップ10の中に4つがランクインしていました。
上位ランクインしているものほぼ全てがトルコ産ドライいちじくでの
１kg ２０００円ほどのものがほとんどです。
他に有名なドライいちじくはイラン産とアメリカ・カリフォルニア産があるようですね
トルコ産 大粒で皮が柔らかい
イラン産 小ぶり硬め
カリフォルニア産 黒いちじくでもっちりとした食感
日本のものは島根の多枝のいちじくがあり品種は蓬莱柿（ほうらいし）
などが有名だそうです。
注意点
いちじくは受粉して実をつけるために、イチジクコバチという虫に助けてもらいます。
しかし、まれにこの虫がいちじくの中にそのまま残っていることがあります。
日本のいちじくはほとんどが受粉を必要としない単為結果 （たんいけっか）というタイプのものですが
海外のドライいちじくを頼む場合は注意が必要です。
商品の中には、虫チェック済みのもや
有機JSAマークが付いているものがありますので探してみるといいと思います。
有機JSAマーク
（農薬や化学肥料を使わずに自然の力だけで生産された食品）
まとめ
ドライいちじくの方がなまのいちじくと比べ、ミネラル・食物繊維が豊富である
ビタミンBなど減るものもあるが
それ以外は１００ｇに対する栄養素の含有量は増えるので
生のいちじくの栄養効果が倍増されると考えられます。
ドライいちじくはを購入する場合は、日本産・虫チェック済み・有機JSAマークが付いている物がおすすめ
いちじくは女性の美容にいい効果をもたらすのか？
トロトロの口当たりと 優しい甘みにプチプチの食感のがたまらないいちじくですが
この果物、実は女性にとってはとても素敵な効果をもたらす食べ物だったのです。
いちじくに含まれている栄養成分と期待もてそうな効果をまとめてみました。
イチジクの栄養素
・植物性エストロゲン
・水溶性食物繊維 ペクチン
・タンパク質分解酵素（プロテアーゼ）の一種 フィシン
・ポリフェノール類
・ミネラル・カリュウム
いちじくに含まれるこれらの栄養素が、特に女性の美容にいい効果がありそうなので
一つ一つについて働きと効果についてまとめてみました。
料理に使ったりドライいちじくもありますが今回は生で食べた場合についての記事になります。
◯植物性エストロゲンは、食べのもから摂取できる女性ホルモン
女性がより魅力的に、美しくしさを引き出すために欠かせないのが女性ホルモンです。
女性ホルモンは脳からの司令を受けて卵巣で作られます。
肌や髪の毛を艶やかに保つにも、女性らしいボティラインを造るのにも、シミやシワを予防するにも重要な働きをするホルモンです。
女性ホルモンは仕事のストレスや睡眠時間が短いこと、かたよった食事などにより簡単にそのバランスを崩してしまいます。
そして年齢とともにその分泌される量は減っていくようになります。
エストロゲンは、女の子として産まれてきてから死ぬまでに、スプーン一杯分しか分泌されない希少ホルモンです。
それがいちじくの種子の部分には大量に植物性エストロゲンという栄養が含まれていて
これが女性ホルモンと同じ構造を持っているので、体内で生成されたエストロゲンと同じ効果をもたらしてくれます。
◯ペクチンは腸をお掃除して、乳酸菌を増やすご飯になる食物繊維
りんごにも豊富に含まれているペクチンは腸を元気にして綺麗にしてくれる働きがあります。
まずはいちじくのねっとりとした果汁と食物繊維で腸の中の有害部質を絡め取り外に出します。
そしてこの食物繊維は腸内にいる善玉菌である乳酸菌を増やすためのエサになります。
乳酸菌が増えることにより悪玉菌が増えるのを防ぎ腸内環境（腸内フローラ）を整えるので便秘や下痢の改善につながります。
さらに乳酸菌が増えると栄養の吸収を促進することができため疲労回復効果も期待できます。
◯タンパク質分解酵素 フィシンは消化を促進し胃の働きをサポートしてくれます。
いちじくに含まれるタンパク質分解酵素フィシンはお肉などのタンパク質を溶かす働きがあるので
昔からイタリア料理にはつかわれてきました、牛肉といちじくのワイン煮込など色々なメニューが有るようです。
もちろん食後のデザートとして食べても、消化を促進させる効果効果があり
食べ物の分解をサポートしてくれるので胃の働きを楽にしてくれます。
食べ過ぎや・飲み過ぎの二日酔いの時などに食べれば、胃の負担を減らしてくれるので
胃炎による肌荒れやニキビ、吹き出物を抑える効果もあります。
◯果肉の赤い部分はポリフェノール
様々な植物は、害虫や細菌類、紫外線から皮により身を守っています。
果物の皮の部分や、濃い色の部分ほどポリフェノールが集まっているところになります。
ポリフェノールは人間にとっても強力な抗酸化作用を持ち、赤外線、激しい運動、タバコ、ストレスなどで体内に発生する
活性酸素による体の酸化（サビていくこと）を防ぎ、体を若い状態に保つことができます。
◯ミネラルのバランスとカリュウムでむくみ解消
大量ではありませんが、ミネラルもバランス良く含まれており
中でも効果が期待できそうなのはカリュウムの働きで
余分なナトリュウムを汗や尿として排出することができるので、むくみなどの改善に期待が持てます。
少量ではありますが、鉄分・ビタミンB・ビタミンC・カルシウムが含まれているので
女性にはとてありがたいですね。
◯まとめ
いちじくは食べたものを柔らかくし腸で消化しやすくしてくれる働きがあり
さらに豊富に含まれている食物繊維が不要なものを外に排出し、乳酸菌を増やしてくれますので
腸内環境が整えてくれ、腹の中からきれいになります。
そして、女性ホルモンと同じ働きをする植物性エストロゲンが摂取ができ、
ポリフェノールの効果によりストレスなどによる細胞の老化から守ってくれるので
お肌の美しさを保つのには欠かせない、女性にとってはうれいいフルーツです。
